アサラト(Asalato)とは打楽器に分類されるアフリカの民族楽器。別名パチカ。手に持って使用する。また、片手でも演奏できる。 ⇒パチカとは、吉田ケンゴ氏考案のプラスティック製アサラトの名称である。
直径5センチ程度の球状の木の実二つを20~25センチ程度の紐で結びつけてあり、両方の木の実には草の実が入っている。ちなみに一般的に紐の両端につける玉は木の実だが、最近ではプラスチックや木材を使ったものも存在する。
一方の玉を人差し指と中指の間に紐を通すように持って、手のひらを垂直にし、前後に振る。そして二つの玉をぶつけて音を出す。もちろんアサラトはぶ つけるだけではなく振ると中の小さな実が「シャカシャカ」と鳴る。さらにそれに玉どおしがぶつかる「カチャカチャ」という音とあわせると、まるでマラカスとカスタネットを同時に演奏しているような感覚である。