●Atomに生まれ変わったMini 2140
ネットブック黎明期の2008年、VIA C7を搭載した8.9型液晶搭載ミニノートPCとして話題をさらった「HP Mini-Note PC 2133」。HPはその後、さらに薄型化されたMini 1000をリリース。こちらは10.1インチ液晶を搭載し、Atomベースの製品となった。今回のCESで展示された「Mini 2140」は、ちょうど両者を融合したようなスペックが特徴のミニノートPCだ。
外観およびサイズは、Mini-Note PC 2133に近い形状で、サイズは261.4×166.2×26.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3セルバッテリおよびHDD搭載時で1.1kg。液晶サイズは10.2型へアップ。プラットフォームもVIAからIntelへ変更され、Atom N270とIntel 945GSEを組み合わせたものになっている。液晶は16:9比率が採用されており、1,024×576ドットまたは1,366×768ドットから選択可能。
展示機はメモリ2GB、160GB HDDの構成で、Windows Vista Home Businessがインストールされた状態になっていた。このあたりはアレンジが可能で、ストレージは160GB HDDのほかに80GBのSSDが用意されるほか、OSはWindows Vista Home Basic、XP Home、FreeDOS、SUSE Linuxが選択できる。また、バッテリは3セルまたは6セル。6セルバッテリ時の駆動時間は8時間となる。
日本での発売については不明。北米では今月末から販売が開始される。価格は449ドルからとなる。
10.1型液晶、Atomベースへ生まれ変わった「HP Mini 2140」 | 写真では光線の影響でシャンパンゴールドっぽく見えるかも知れないが、実際は2133に近いシルバー調のデザイン | 液晶パネル。ただし展示機は正しく動作しておらず、1,366×768ドットパネルが1,024×576ドットで表示された状態になっていた |
両側面のインタフェース。USBは両側面に1基ずつで計2基。ExpressCard/54スロット、SDカードスロットを備えている |