「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」
~そうか、「働くこと」「教えること」「本当のサービス」ってこういうことなんだ!~
■内容について
この本を通して「社会人」を勉強することに的を絞った題名になっていますが、同時にディズニーランドにおける「最高のサービス」についても十分理解を得ることができる本でした。未だにディズニーランドは行ったことがないのですが、ちょっと行ってみたい、そう思える本でした。
この本は、元ヤン少年である香取君が、高校生からアルバイトとして働き始めた東京ディズニーランドでの仕事を通して、社会人として、またサービス業界のプロフェッショナルを経験していく、非常にわかりやすいストーリーに仕立てた書籍となっています。私はiPhoneアプリで購入して読みました。アプリで600ページくらいなので、そんなに時間はかかりませんでした。内容もとてもわかりやすく、大事なポイントがたくさんありました。個人的にはそのポイントが纏めて整理された一章があれば、尚ビジネス本っぽかったと思うのですが(そういう目的ではなかったようです)、、、、それは私がここで纏めることにします(あえて、「働くこと」ではなく、「本当のサービス」についてのポイントです)。
■最高のサービスMEMO
・常に判断や思考の視点が「お客様(ゲスト)」であること
・ゲストがどう思うか?だけでなはく、ゲストの「思い出」がどうなのか?という視点が大事
・スタッフの仕事は、ゲストの思い出作りを手伝うことである
・「上手い」ことよりも「一生懸命さ」でゲストの感動を作り出すことができる
・サービスは掛け算である、だから良いサービスはどんどん掛け算的にゲストの感動を増大させる。ただし一度でも「ゼロ」を掛けてしまうと、そのゲストの感動は「ゼロ」になってしまうことに注意が必要(絶対にゼロは与えてはいけない)。
これら最高のサービスについては、本に登場する「白さん」という人の言葉が、本当に僕の心を動かしました。
■iPhoneアプリって凄い、機会を与えてくれる
この本は元々メールマガジン「テーマパークが私の学校」を単行本化したものです。メールマガジンだけでなく、このように書籍化されることで読者が広がる、また現代においてはiPhoneなどのスマートフォンでの電子本として、読者が広がる、素敵な時代だと思います。正直僕自身、iPhoneアプリでセールをしてなければ一生読むことがなかったと思います、115円のセールに飛びついたことは確かですが、ありがたくその恩恵を頂いた、と言う感じです。でもそれでOKですよね。全ては出会いですから。是非皆様も「出会って」下さい。
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