米HP、399ドルからのAtom搭載ミニPC「HP Mini 1000」
HP Mini 1000 |
10月29日(現地時間) 発表
米Hewlett-Packard(HP)は29日(現地時間)、Atomを搭載するミニノート「HP Mini 1000」シリーズを発表した。3モデルが用意される。
HP Mini 1000シリーズは、10.2型のミニノートPC。従来機種「HP 2133 Mini-Note PC」の8.9型から大型化したことで、キーボードのサイズが通常のノートPCの92%を確保した。CPUにはAtomを採用し、仕様のカスタマイズも可能。
基本モデルの「HP Mini 1000」は米国で同日より発売し、価格は399ドルから。OSはWindows XP Home Editionを搭載。メモリは最大1GB。ディスプレイは1,024×600ドット(WSVGA)表示対応の8.9型または10.2型、ストレージはSSDまたは60GB HDDを選択可能。
同スペックで、Vivienne Tamデザインのモデル「Vivienne Tam Edition」も用意される。発売時期は米国で12月中旬を予定し、予価は699ドルから。
「HP Mini 1000 with MIE(Mobile Internet Experience)」は、OSにLinuxを搭載するシンプルモデル。Windowsモデルとの違いは、メモリ最大容量が2GBとなる。発売時期は2009年1月を予定し、予価は379ドル。
インターフェイスは共通で、USB 2.0×2、Ethernet、IEEE 802.11b/g無線LAN、SDカード/MMCスロット、Ethernet、Bluetoothなどを備える。重量は最軽量時で約1kg。
HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition | HP Mini 1000 with MIE |
□Hewlett-Packardのホームページ(英文)
http://www.hp.com/
「HP Mini 1000 Vivienne Tam Edition」は、ファッションデザイナー、ヴィヴィアン・タムとのコラボモデル。赤い筐体にボタンの花をあしらったデザインになっている。Windows XP Home、10.2インチディスプレイを搭載する。12月半ばに米国で発売予定で、699ドル。
HP Mini 1000およびVivienne Tam EditionはいずれもWi-FiおよびBluetooh機能を備え、12月には3Gネットワーク対応版も登場する。また、オンラインストレージやデジタルコンテンツのバックアップ、共有、同期化が利用できる「HP Upline」サービスを6カ月無料で利用できる。
「HP Mini 1000 with MIE(Mobile Internet Experience)」はLinuxを搭載し、インターネット機能を重視したモデルで、Wi-FiおよびBluetooh機能を備える。インスタントメッセージング(IM)ソフト、電子メールソフト、Skypeなどを備え、MIEダッシュボードから迅速にアプリケーションを起動できる。379ドルで、1月に米国で発売される。