■投資銀行のMorgan Stanleyのアナリスト、Mary Meekerは今日(米国時間11/16)、Web 2.0 Summitでインターネットの世界的トレンドについて講演した。そのプレンゼンテーションスライドを入手できたので、ここにその「インターネット業界人が答えを知っている必要がある10の質問」を掲載し、概要を紹介しよう。
Meekerの10の質問は以下のとおり〔それぞれスライドの次のページに答えがある〕。
1. グローバルなトレンド — どの国、のどのプレイヤーが業績を上げているか? アメリカより優れた(あるいは少なくとも、異なる)アプローチを取っているのは誰か?
2. モバイル — 他のどの「ニュービジネス」より急成長中―あなたのビジネスは波に乗っているのか、乗り遅れているのか?
3. ソーシャル・エコシステム— どの陣営に入るか? Apple、Google、それとも…Facebook? あなたの会社はソーシャル化でどんな影響を受けるのか?
4. 広告 – 大規模なイノベーションが始まる―どうやって利益を得るか?
5. 通販 — サービスは迅速、簡単、かつ面白くなければならない。すべてはゲーム化する?
6. メディア — オンデマンド・ビデオの異例に急速な普及は、ビジネスに何を意味するか?
7. インターネット企業の盛衰 — わずかこの6年での変化は衝撃的。次の4年に備えるためには何をすればよい?
8. Steve Jobs — 彼の驚異の成功の秘密は? あなたの会社の秘密は?
9. 容赦ない変化 – IT分野で次に起きるのは何か? 一般ユーザー、既存プレイヤー、新興プレイヤーは何を求めるか?
10. まとめ – 従来、大企業は広汎かつ急速な変化に対応できない傾向があった。これからもそれは変わらないのか?
Meekerは講演の冒頭で「2011の注目すべきモバイル市場はアメリカ、日本、インドネシア、中国、ブラジルだ」と指摘した。