久しぶりに聞き入るミュージックである。
切なく美しく奏でるアコースティックギターに、ピアノリフを交えた楽曲は、ヴォーカルはなくとも全て何かを物語る様子を表現している。多分、怒りや悲しみに犯されている人間も、この音楽を聴くことで、人間のあるべき原点を考えることになる、原点に戻り何が大切だったのか、怒りや悲しみに犯されている自分はあまりにも小さく、もっと感情を向ける方向・対象があるのではないかと、考え直すことを強いられる、そんな影響力の高いメロディーを演奏している。自分が何をすべきか、どうあるべきかを考えてみる。
東京在住の音楽家。1982年生まれ。
少年期に鍵盤、ギターをほぼ独学で学び、2006年より本格的に活動開始。暮れる日々のサウンドトラックのようにアコースティックな音色を紡ぎ出す。2007年、二つのコンピレーションアルバムに参加し、高い評価を得ている。
また、多様な音楽性を持った演奏家が集まる楽団nicaを主賓、作曲を手がける。nicaでは、2007年、六本木スーパーデラックス、浅草アサヒアートスクエア、同年の夏には、江ノ島Freedom Sunsetへの出演も果たす。そして、2007年夏の終り、scholeよりakira kosemuraとのスプリット / コラボレーションアルバム「Afterglow」を発表。また、2008年春に、待望のファーストフルアルバムをscholeよりリリース予定。鍵盤、アコースティックギターが紡ぎ出す柔らかくて温かい、そしてどこか懐かしいような、淡い記憶を探るメロディ。
■from-last.fm
◆アーティスト構成: Man
◆何が良いか: インスト+意味不明なヴォーカルから得られるメッセージを感じて欲しい
◆曲はどうか: Beautiful,electronica
◆どんな時に聞きたいか: 家でしんみり、リセットしたいとき
◆おススメ度: ★★★★★(5つ満点)
◆類似アーティスト: 坂本龍一
--
Teppei Ichimori From TAFAROCKS★
PR