日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方 [単行本]
大阪にこんな有名なITベンチャー企業があるなんて知りませんでした。有名なのは事業ではなくて(失礼)、事業を行うプロセスや社内制度といった経営方法論です。それは、「お客様第一」ではなく、「社員第一主義」というところが、結果、「社員満足度日本一」を実現しているというのです。上図の右下にも書いていますが、私が初めて知ったのは、WBS(ワールドビジネスサテライト)で紹介されていたことからです(2ヶ月前くらいか)。うまいなぁと思ったのが、単に紹介するわけではなく、やはり紹介されるだけの理由があります。
「プレイステーションを使ってテレビ会議システムを構築」
「日本一の社員満足度、なんと2年連続」
のように、紹介するキーワードも上手なのですね。これもECスタジオの戦略のようです。
さて、世界の企業には「お客様が神様」とする考え方も多いですし、私自身もそんな考え方に影響をうけます(僕自身はいまだに何が正しいのか、わかっておりません)。このECスタジオは「社員第一主義」を実施することにより、最終的にお客様満足度を得ることができる、そういうコンセプトで成功をおさめております。成功というのは、何なのだろうか。
「ECスタジオは40人以上の社員を雇いません。」
「年商14億円以上は売り上げません。」
ECだけに1と4にこだわっている(笑)というこじつけもすごいのですが、会社として売上を拡大していくことがビジョンである、というほとんどの企業に対して、ECスタジオは14億円以上は稼がない、14億円までがECスタジオが得られる最適な金額だ、という設定をしていることには関心しました。これを本当の成功というのかもしれません。成功は他人から決めてもらうものではなく、自分たちで決めるものですね。彼らは自分たちで出来る範囲の成功基準を設けて、それ以上もそれ以下も許さない、最適なビジョンを作ったということです。本当に正しいのかどうかは疑問ですが。いずれにしても、一度、働いてみたいですね、生涯で経験することがない感覚を覚えるかもしれません。すごいよ、社員の顔全部でてまっせ。
こちらから様々な方の本書のレビューを見ることが出来ます。僕もそのうち載せてもらおう。
ECスタジオは
こちら。
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